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「手紙 ~拝啓十五の君へ~」に刺激されて合唱団に復帰 [エッセイ]2008-11-04 [エッセイ アーカイブス]

 夏の終わりに「百日せき」を患って、気管支喘息だということが発覚。最近、歌を歌おうとしても何かというと息切れしてしまっていた原因がわかった。血圧も高いし、脂肪肝も再発ということで、せっせと泳いで運動してダイエットと薬の服用で検査の数値が大幅に改善されてきた。泳ぐと喘息の発作も出ないのが不思議だった。

 健康のことも考えて、ある合唱団に10年ぶりに復活した。一時は四つの団体を掛け持ちしていたくらいの合唱オタクだった天使。学生時代からだから合唱歴は長いのだが、ここ10年はすっかり遠ざかってしまっていた。仕事が忙しくて平日の夜や日曜の練習に出ることが不可能になったのも大きかった。それでも音楽から縁を切りたくないので、自分だけでできるチェロは続けていたが、やはりみんなで歌うことの快感が忘れられなかったのである。

 でも一番のきかっけは、5月の深夜のテレビ番組で知ったNHK学校音楽コンクールの中学生の課題曲「手紙 ~拝啓十五の君へ~」に出会ったことである。http://theater-angel.blog.so-net.ne.jp/2008-06-05
中学生がひたむきに合唱に取り組む姿に、「今歌わなければ歌えなくなる。絶対に後悔する」そんな想いに突き動かされたからである。かつて所属していた合唱団は、毎年のように大曲に挑んでいる。この10年だけでも「カルミナ・ブラーナ」「マタイ受難曲」「戴冠ミサ」「トゥーランドット」など、合唱を志すものなら一生に一度は歌ってみたい曲が並んでいる。本当に今復活しなければ一生歌えなくなりそうである。ということで秋から劇場通いを減らして練習に参加している。もっとも、あまり減っていないようにも思えるが、かなり努力しているつもり。音楽は聴くものではなく、演奏するものだと今も思っていたりする。

 ということで、今シーズンから「第九」の合唱にも参加することになった。もう何十回も歌っていてはいるものの、なかなか自分の思うようには歌えない。海外公演にも何度もでかけたし、東京の主要なホールでは、東京芸術劇場、サントリーホール、東京オペラシティ・コンサートホールなどの舞台に上がってはいるが、久しぶりに大舞台で歌うことになって嬉しくもあり、緊張もしている。CDを聴きながら楽譜をめくっていると、今でもかつての練習の模様が浮かんできたりして、案外細部の指示まで覚えていることに驚いた。演奏会まで、あと一ヶ月あまり。寝ても覚めても「第九」「第九」の毎日ではある。

 もっともビリー・ジョエルの東京ドームのライブで「ピアノ・マン」を歌ったり、アンジェラ・アキの武道館ライブで「手紙」を一緒に歌おうと密かに練習していたりするのだけれど…。

2008-11-04 07:52
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